放置してはいけないお口のリスク

口腔がんのリスクを高めるお口の状態や生活習慣

口腔がんのリスク要因は少しでも減らし、治療できるお口のトラブルは、放置しないで歯科医院で早めに治してもらいましょう。

お口の状態

むし歯

むし歯によって生じた尖った歯の縁が、絶えずあたっている粘膜に傷が生じ、口腔がんに変化したケースも報告されています。

歯周病

歯周病による歯ぐきの炎症が、慢性的にお口の粘膜を刺激し続けます。

合いの悪い被せ物や入れ歯

被せ物や入れ歯が、舌や歯茎を継続的に傷つけるのも口腔がんのリスクを高めます。

傾いて生えている歯

真っ直ぐに生えず、内側、もしくは外側に傾いて生えている歯が、慢性的に舌や唇に当たり続けるのも、口腔がんのリスク要因です。

お口のくせ

舌や唇を噛む、歯に当てる癖のある人がいますが、これも粘膜に傷をつける原因ですから、口腔がんのリスクがあります。

歯磨き不足

歯磨きがきちんとできていない不潔なお口は、これもやはり口腔がんのリスクです。

生活習慣

アルコールとタバコ

アルコールとタバコは、どちらもお口の粘膜を脆弱化させてしまいます。

栄養の偏りとビタミン不足

食べ物の好き嫌いで、偏った食事ばかり食べていると、お口の粘膜が弱くなりますので、傷が生じやすくなります。

慢性的な粘膜への刺激にリスクあり

慢性的な刺激を受け続けると、口腔がんになるリスクが高まることは、既に述べたとおりです。

口腔がんのリスクを高めてしまう慢性的な刺激は、大きく分けると物理的な刺激と、化学的な刺激に分けられます。

お口の粘膜に対する物理的な刺激には、『歯が傾いていて、舌やお口の粘膜に当たる』『唇や舌をよく噛む』『被せ物や入れ歯が当たる』などが挙げられます。

その他にも、『かなり進行したむし歯』が当たり続けることによって、口腔がんになった症例も報告されています。

一方、化学的な刺激としては、『食べ物に含まれる添加物』『歯周病』などが挙げられます。

歯周病が化学的な刺激というと驚かれるかもしれませんが、歯周病の原因である歯周病菌は、毒素を産生することで、お口の中に炎症を起こしています。この毒素による化学的な刺激と考えてください。

この点から、歯磨き不足で汚れがたくさんたまったお口は、歯周病菌が増えやすい環境とも言え、口腔がんのリスク要因に数えられます。

口腔がんは、慢性的な刺激によって発症するという特徴があるので、ここに挙げたような物理的、もしくは化学的な刺激を早期に発見して取り除くことが、がんを予防するためにとても大切となります。

アルコールやタバコによるリスク

お口の粘膜は、年と共に少しずつ弱くなっていきますが、弱くする要因は年齢だけではありません。ビタミンや栄養の不足、アルコール、タバコなどによってもお口の粘膜を弱くなります。

つまり、生活習慣や食習慣にも、お口の粘膜を弱くさせてしまう影響があるわけです。

喫煙率については、日本人の喫煙率は年々、減少傾向にありますが、それでも30%弱であり、アメリカの10%弱と比べるとまだまだ高いのが実情です。

お口の粘膜は、弱くなると口内炎を起こしやすくなります。

口内炎は、口腔がんのリスク要因のひとつなので、口内炎を起こしやすくするお口の粘膜の脆弱化は、口腔がんのリスク要因とも言えます。

したがって、生活習慣や食習慣もまた、口腔がんのリスク要因となってくるのです。

口腔がんの可能性がある項目をチェックしましょう

まずは日常的に口腔内をチェック

1年に1回は口腔がん検診しましょう

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